





TITLE | 100年の空気 庭
DATE | 2019.11
TYPE | インスタレーション
COLLABORATION | 荒井圭一郎/OCT大阪工業技術専門学校
PHOTO | 三嶋一路
解体されることとなった日本家屋でのインスタレーション。
その建築は、100年の間、ここに存在した空気を静かにたたえていた。
私は、それをそっと浮かび上がらせることを考えた。
庭、軒下、縁側の3つの場所に、薄いベニヤで作られる、家具のような建物のような構築物を設計した。
クリアな色とシャープな線が、長い年月、風雨に耐えてきた建築の中に加わる。
すると、深い光のつぶや、遠い風のゆらぎ、そして長く続く時の流れが、立ち現れた。
まっさらな土地となった今、記憶の中には、あの100年の空気が存在している。