
TITLE | 杉の台(四角)
DATE | 2024.10
TYPE | 家具
DESIGN | 河内尚子
PHOTO | 澤木亮平
SPECIAL THANKS | 左海晃志
床柱に使われる、北山杉。
樹皮を剥いただけで、光沢があり滑らかな木肌が現れる。
真円に近い丸太を半割にすると、柾目と赤身と白太の色が鮮やかに見てとれる。
年輪は緻密で美しい。
これを脚とする台を考えた。
天板は、垂直にも水平にも方向性を無くすため、同材は避けた。
視覚的には透明としながら、一方で、厚みからくる存在感を出すアクリルを取り合わせた。
脚に溝を彫り、そこに天板を羽目込むだけという、手数の少ないディテールとし、
杉の美しさが率直に感じられるものとした。